たんりょく

人生の事にあたって、恐れたり、尻ごみしたりしない気配。ものに動じない姿勢その勢い。その事を、最後まで運び切るきもったま。どきの日本人には胆力を感じない人がやはり多いでしょう。

 

この胆力とは例えるならあの「イモトアヤコ」さんのようなある種のガッツでもある。

彼女はテレビの『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で珍獣ハンターの異名を持ち、辺境地を含む世界各国に出向き、現地で予期せぬトラブルに見舞われながらも、スタッフの無理難題の指令を何とかクリアする。この姿こそある種の現代にも通用する胆力の姿がある。

しかも彼女はバラエティタレントさんにも関わらず、なんとプロ登山家顔負けのヒマラヤ登山にも挑戦していたりもする。この何事もまずやってみるの「図太い骨のある」姿勢こそ胆力といえる訳です。

 

つまり胆力があると快適な状態に安住しない

胆力は、自分のコンフォートゾーンから出て、快適ではない状態に自分を定期的にさらすことができるということです。自分の限界を決めたり、今の自分に自己満で落ち着いたりしてはいけないということです。

胆力があると成果が出るまでやり続けられる

胆力がある人は、とてつもない集中力があります。目標としているものに辿り着くまで、その道を貫き通した方がいいと知っているのです。目標に集中し続け、それに向かって進み続けることが、成果を出すマスタリーロードです。

胆力があると、ダメ出しに打ちのめされても、されど専念し続けられる。

胆力があるというのは、べき事に完全に専念するという意味です。考えぬいたアイデア、熱心な働きぶり、集中、献身、それと専念する創造的姿勢があれば、辛い時期や問題があっても耐えられます。

胆力があると、人が論理的に頭でっかちに考える時に合理的直感を使えるようになる。

胆力があると自分の肚の合理的直感を信じることができます。ほとんどの人は、頭が良ければそれだけ成功しやすいと考えますが、胆力があるというのは、論理を超越した超合理的な直感的決断を信じれることです。

胆力があると、たとえ怖くても平静に何食わぬ顔を維持できる。

本当に胆力があると、怖くても勇敢でいられます。恐怖の向こうに自分が求めているものがあるとわかっているので、強気でいることができるのです。胆力があると、怖いと思っていることを実際にやってみる勇気が出てきます。

胆力があると、勝てるかどうかわからない時も前進する事ができる。

胆力がある人は、勝つことがすべてではないけれど、成長することが大事だと知っています。

その過程(プロセス)は目標達成と同じくらい大事です。前進を続け、胆力を信頼している時は、も辿り着くことができないと思っていた場所まで結果的に行くことができます。

胆力があると、どんなものにも邪魔をさせない結界を張れるようになる。

胆力がある人は、成功したいと望んでいるだけではダメだとわかっています。成功する実力をつけるためなら、結局どんなことでも、やらなければなりません。

つまり胆力とは、その途中に立ちはだかるどんな障害も、乗り越える覚悟と準備ができている肝(きも)のすわった姿勢を意味するのです。

胆力があると、精神的にタフで強いハートを持っている元気な雰囲気が出てくる。

胆力なしに考えたり、チャレンジすることがなければ、野次馬やせっかち、また自己満曲線にて人生の熟達者への道を外れます。

胆力があると、他の人にはわからないチャンスを見つけられたり、精神的にタフで強いハートを持つことができるでしょう。

胆力があると、世間的に恥ずかしいという気持ちを捨てられる。

胆力があると、失敗したら恥ずかしいとか屈辱的だと思いません。あきらめたり、降参したり、逃げ出したりせず、この胆力ゆえに迷いなく賛否両論のなか成長に突き進みます。

胆力があると助けは受けても、それを安易に当てにしない一身独立ができる。

胆力のある人は、成長するのに助けが必要な時は、助けてもらいます。しかし、必要がない場合は、一人で何とかします。助けがあるのは有り難い縁起ですが、成長をされど進めるかどうかの決め手となる要素ではありません。

胆力があれば経験から学び、考え方は柔軟になる。

胆力があると、継続的に学び、探し、調べるようになります。学びとは、あらゆる経験や出会いから得るものなので、新しい発見に対して頭と心をオープンにしておけるようになります。

胆力があると完璧を求めず、高い水準を保つことが自然にできる。

完璧であろうとすると、身動きが取れなくなります。それよりも、実際に到達できる質、レベルまでまず懸命にベストを尽くせる姿勢が胆力です。そうすることで、胆力のない人とは一線を画した高い水準を結果的に維持することができます。

胆力があると、状況が悪くても逆転ができる。

胆力があるというのは、状況が悪くても、そのせいで落ち込んだりしないということです。悪い状況でも、常に楽観的でいる選択ができるのが胆力です。

胆力があると、投資に対するリターンは一方向ではなく本当の中身で球体的に判断できるようになる。

心身共に何かに熱中し、努力に対する結果として恩恵を得ますが、その恩恵は常に金銭的なものとは限りません。新しい知識や経験というかたちをとっていることも十分ありえます。胆力があれば球体的にその価値で見返りを測り、冷静に見定められるようになります。

胆力があると逆説的に何でもかんでもやらなくなる。

胆力があるというのは、本当に一番大事なことがわかっているという意味です。ただ忙しいのと、本当に成功し成長することの違いがわかっています。

目標に対して一番の中心と最適化を図るために、優先順位に合わせて冷静に行動をしていく事ができます。

この「胆力」の「胆」という漢字は、「胆石」「胆汁」といったように内蔵の一部という意味がありますが、「心・気持ち」という意味もあります。つまり、「胆力」の場合の「胆」は「心」という意味で、「胆力」は簡単に言うと「心の強さ」という意味がある言葉だったのです。

この『胆力』の語源は、「胆」という漢字にあります。

そして「胆」がつく臓器といえば「胆嚢」ですよね。「胆嚢」は、肝臓で作られた胆汁を濃縮して蓄えておくという機能があります。また、胆汁は必要に応じて脂肪の消化を助ける働きをもっていて、

中医学独特の考え方にはなりますが、この「胆嚢」のボディボイスには『あくの強い物事を上手く分解し仕分けし、判断を下し決断し、人体の成長のために消化していく』そんな機能だとも言われています。

さらに、この「胆」の動きが低下すると物事の分解力が鈍り整理がつかず消化不良となって取捨選択の決断力が鈍る。

反対に「胆」の動きが活発だと肝(きも)が座って物事を一挙に分解し整理し、次に活かす消化となって、取捨選択の決断が鋭敏になり、正しい判断をすることができるということで、

この「心の強さ」=「胆力」になったという歴史が考えられるのです。

なにはともあれ日々の下腹重心蹲踞稽古にてこの胆力を養えるのが、蹲踞アナザフロンティアスクールである。